ネットショップ 2022.09.21 2023.12.29

ネットショップにおけるマーケティング施策とは?成功させるために重要なプロセス

ネットショップ利用イメージ

近年、スマホやパソコンの普及により法人の方だけでなく、個人でも簡単にネットショップを開業し商品を販売できるようになりました。そのため、ネットショップ市場は年を追うごとに拡大を続けています。

しかし、誰でもネットショップを開業できるようになった分、差別化が難しく、売上を上げていくためにはマーケティング施策が必要です。

この記事では、ネットショップにおけるマーケティング「ECマーケティング」を成功させる施策をご紹介していきます。

ネットショップにおけるマーケティングとは?

マーケティングイメージ

そもそも、マーケティングとは商品が効率的に売れるようにするために市場調査を行ったり広告を出したりする活動のことで、特にネットショップにおけるマーケティングはECマーケティングと呼ばれます。

ECとは「Electronic Commerce」の略で、インターネットを介した商品の電子取引の事です。お客様の顔が見えないインターネット上での販売となるため、従来のマーケティングとはまた違ったアクセス数・購入率への対策が必要となります。

ECマーケティングとマーケティングの違い

マーケティングはインターネットがない時代から存在しており、実店舗がある事を前提に研究されてきました。新時代のECマーケティングとでは、どのような違いがあるのかご紹介します。

商圏が広い

従来のマーケティングは直接来店されるお客様に向けて施策を行っていましたが、ECマーケティングではインターネットでアクセスできる全ての場所が販売エリアとなります。

国内のみならず全世界が商圏となるため、海外に向けた戦略も考慮しなければなりません。

対面接客を行わない

従来のマーケティングでは接客マニュアルやPOP、商品配置など実店舗でのお客様の行動をマーケティング施策としてきました。

対してECマーケティングは、パソコンやスマートフォンを通しての接客となるため、ネットショップ内のページ遷移がお客様の導線となり、画面上で接客を行う工夫が必要となります。

収集したデータの分析や活用ができる

ネットショップでは購入されるお客様自身が個人情報の入力を行うので、年齢や住所、性別などのデータ化が容易です。また、どこからネットショップにたどり着きページをどのくらい閲覧したか、カートに入れたのにやめた商品まで把握できます。

データを分析し活用することは、ECマーケティングを行う上で大きなヒントになるのです。

ECマーケティングで重要なプロセス

ステップアップ イメージ

ECマーケティングではお客様のインターネット上での行動を把握し、それぞれの段階でのアプローチが重要です。

集客

まず、お客様にネットショップに訪問してもらえるように集客を行います。ネットショップの商品を知ってもらいお客様を集めないことには商品は売れませんので、興味を持っていただくための宣伝活動が重要です。

購入

ネットショップにアクセスしたお客様が、かごに商品を追加し購入してもらうまでのプロセスを購入と言います。せっかく買いたいと思ってくれたお客様の気が変わらない為にも、購入を促すためのネットショップの作成が不可欠です。

再訪

一度購入していただいたお客様に再度ネットショップに訪問していただき、リピーターになっていただくプロセスが再訪です。お客様にまた買いたいと思わせる工夫が必要となります。

集客を行うためのECマーケティング施策

ネットショップのECマーケティングにおいて集客は重要ですが、最近では一方的に発信する集客ではなく、お客様自らネットショップに訪れてもらうように促すコンテンツマーケティングが主流です。お客様が望んでいるタイミングで集客ができる施策をご紹介します。

Web広告

一番お客様の目につきやすいがWeb広告です。お客様の目に入りが興味を持っていただければ、ワンクリックでネットショップへたどり着いてもらえます。

リスティング広告

GoogleやYahoo!の検索で何かを調べた際、検索結果の上部に広告というアイコンがついたサイトをみたことはないでしょうか。それがリスティング広告です。

かけた予算に比例してアクセス数が増えるので、一番効果がある広告と言われています。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、Yahoo!やブログ記事などさまざまなWebサイトで表示されるバナータイプの広告です。

画像としてお客様の目に留まるので、ショップの認知度を上げたり新商品の告知したりするのに向いています。

アフィリエイト広告

広告費で収益を上げているサイトや個人のサイトに、広告を掲載してもらう手法がアフィリエイト広告です。

掲載だけでは費用はかからず、広告をクリックしてネットショップに訪れたお客様が会員登録や商品を購入すると広告費が発生します。リスクが低いため他の広告と併用するのがおすすめです。

SEO

ネットショップの訪問者数を増やすためには、SEO対策も重要視されます。SEOとはGoogleやYahoo!で検索された際、ネットショップを上位に表示させるための対策のことです。

お客様の検索にしっかり応えられるショップだと判断されると上位に表示されるため、ネットショップの内容を充実させましょう。

SNS運営

LINE・Instagram・Twitter・FacebookなどSNSの運営も集客として役立ちます。

利用者が多く、共通の趣味を持った方々が集まるため、拡散力が高いのが特徴です。最近ではYoutubeやTiktokなど動画での商品紹介も、分かりやすいと話題になっています

購入を促すためのECマーケティング施策

ネットショップにお客様を集客できても、実際に商品を購入してもらえなければ売上に繋がりません。購入を促すためのECマーケティングはどのようなものがあるのかご紹介します。

商品情報の充実・レビュー

目的の商品を見つけても自分のニーズに合っていないと感じた瞬間、お客様はネットショップから離れてしまいます。

説明文を充実させ、画像の枚数を増やしたり必要に応じて動画を掲載したりして、お客様の心をつかみましょう。また、レビューを参考にされるお客様も多いため、レビュー獲得の施策を行ってみるのも手です。

海外に向けて展開を考えられている場合は、翻訳機能をつけておくとさらに購入に繋がります。

レコメンド機能

大手ネットショップなどで「この商品を買った人はこんな商品も買っています」という表示を見たことがありませんか?これがレコメンド機能にあたり、以前の購入品や閲覧した商品をもとに、他に興味を持ちそうな商品を関連して紹介するシステムです。

商品に興味・知識があるお客様に訴求ができるため、購入率は上がります。

マーケティングオートメーションの導入

マーケティングオートメーションとは、マーケティング施策をサポートするためのツールやソフトウェアのことです。自分でマーケティング施策を行うのが難しいと感じられた方は導入してみてはいかがでしょうか。

UI/UXの改善

見た目はもちろんですが、ネットショップは操作性にこだわることも大切です。サイト内検索を充実させ探しやすくする、サイトスピードを改善するなど、見やすく使いやすいネットショップを心がけましょう。

また、カートに商品を入れたのに購入まで至らない「カゴ落ち」を防ぐために、フォームの入力画面を簡潔化し、お客様目線での運営を行うことも重要です。

LPO(ランディングページ最適化)

ランディングページ(Landing Page)とは、検索結果や広告、SNSのリンクなどを経由して訪問者が最初にアクセスするページのことをいいます。LPが使いづらかったり商品の魅力が伝えきれないと、お客様はすぐにページを離れてしまいますので、商品購入ページをクリックしてもらえるようにLPを充実させることも重要です。

再訪してもらうためのECマーケティング施策

買い物カゴ 大量購入

ネットショップを継続していくために一番重要なことは、リピーターをつくることです。過去にネットショップを利用していただいたお客様に、再訪してもらうためのマーケティング施策をご紹介します。

メールマガジン

定期的にネットショップを訪れてもらうために、新商品や値下げ品の情報を発信することは有効な手段です。お客様と直接触れ合うことができない分、メールマガジンを通じて宣伝活動を行いましょう。

リターゲティング広告

リターゲティング広告とは、過去にネットショップを訪れたことがあるお客様の行動を追跡し、他のサイトの広告にも表示するといった仕組みです。一度見たことがあるショップの広告なのでクリックしてもらいやすく、お客様が忘れた頃に再度ネットショップを訪れてもらいやすいという利点があります。

クーポン・ポイント付与

値引きや割引クーポン、繰り返し購入したくなるポイントの導入は、再訪してもらうために有効な方法です。

お得に買えるということは、お客様の購買意欲を高め、再購入に繋がる可能性が高くなります。

ECマーケティングを成功させる3つのポイント

ポイントイメージ

①数値目標を明確にする

ECマーケティングがどこまでうまくいっているか把握するために、数値目標を設けましょう。

サイト購入者数、商品購入率、客単価などの目標を立て、少しずつクリアしていくことが、マーケティング成功への指針となります。

②ターゲットを絞る

ネットショップに訪れてほしいお客様層を明確化し、具体的なターゲットを絞ることが大切です。

年齢、性別、職業や住所、趣味など人物像(ペルソナ)を細かくイメージすることで、ネットショップのコンセプトも見えてきます。ターゲットのお客様が絞れると宣伝活動が容易になりますので、初めに目的を設定することはマーケティング成功への近道です。

③お客様視点に立った運営を行う

お客様に愛されるネットショップにするにはお客様目線での運営が必要不可欠です。お客様がネットショップを利用しやすいようサイトをわかりやすくし、内容充実につとめましょう。

お問合せやクレームへの対応も素早く行い、お客様の信頼を高めていくことでネットショップのファンが増え、マーケティングサイクルが確立されます。

マーケティングまで手が回らないとお悩みのネットショップオーナー様は…

ネットショップはただでさえ業務過多なため、マーケティングまで手が回らないというオーナー様もいらっしゃるでしょう。その場合はネットショップの業務を委託するという方法もございます。

より効果的に訴求できるランディングページ、キャンペーンページ作成やメールマガジン配信、休眠顧客の掘り起こし、クーポンの管理など、マーケティングに繋がる業務をお手伝いいたします。

セールス、プロモーションだけに留まらず、ECサイトの構築から運営、受注・出荷、決済、お客様対応、クレームなど、ネットショップ自体の運営もまるっと任せていただくことが可能です。

ステップワイズは、コスメやサプリメント、ファッション、食品関連など様々な業界の知識や経験、ノウハウがございます。コールセンターとして日々高品質な研修とお客様への柔軟な対応を行っているため、お客様満足度や応対品質の向上にも貢献いたします。

自社ネットショップからECモール(Yahoo!、楽天、amazonなど)まで様々なツールの受注対応が可能。アウトソーシングで重要視されるセキュリティには細心の注意を払い、継続的な強化対策を行っておりますので安心してご相談ください。

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まとめ

マーケティングの基本はお客様の気持ちに寄り添うということです。お客様が買い物をしたいと思えるネットショップにするために集客、購入、再訪のそれぞれの視点で対策を行っていく必要があります。

ネットショップは実店舗とは違ったインターネットならではの取り組みが求められますが、ECマーケティングならではの利点を生かして、適切な広告の設置やネットショップの内容充実、リピーターの確保につとめましょう。