近年注目される、オフィスアート。
弊社Step y’sの福岡コンタクトセンターでも、オフィスに絵画を飾ったところ、社内が明るくなり気持ちよく仕事ができるようになりました。
オフィスにアートを飾るだけで何が変わるのか、そもそも芸術とか絵画とかよくわからない、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、多くの効果が期待できます。
この記事ではオフィスアートの効果や選び方、メリットが多い障がい者アートの設置についてもご紹介します。
目次
オフィスにアートを飾る効果
企業の品格が上がる
オフィスの空間をデザインすることで、企業の品格やイメージを上げることができます。
空間デザインの一環としてアートを設置するのも一つの方法です。アートが一つあるだけで空間が華やかになり、企業の品格の向上が期待できます。
デザインされた空間は来客へのおもてなしの気持ちを表現することができ、ポジティブな印象を与えることができます。訪問者やスタッフ同士の会話のきっかけにもなります。
社員のストレスを軽減
アートには癒し効果があります。
脳内のストレスが軽減され、業務に前向きに取り組むことができるようになります。業務の合間にアートを眺めることによって、適度にリラックスすることができ、色による心理的効果によって集中力アップや業務効率化も期待できます。
創造性や美意識を養う
アートは想像性や感性が刺激されるため、新たなアイデアが生まれやすくなる、業務の生産性が上がるなど多くのメリットがあります。
想像以上の力を発揮したり、直観力が研ぎ澄まされたりすることもあるかもしれません。
社内環境改善
社内環境を改善したい場合にもオフィスアートは有効です。
オフィスアートを飾ることで無機質な空間にアクセントが入り、明るく華やかになります。オフィスを居心地の良い空間にすることで、社内の雰囲気や働きやすさまで影響も与えることもありますので、最適なアートを選択しましょう。
節税対策
アートの購入が、節税対策になることもあります。
事業に使う目的で取得した美術品は、経費として認められ会計処理が可能です。アートの種類や購入金額によってその内容は変わりますので、節税目的で購入する場合は事前に確認しておきましょう。
アートは難しい?
アートやデザインと聞くと、なんだか難解なイメージが思い浮かぶかもしれません。
しかし、私たちは幼い頃から絵本やおもちゃなどで自然とアートの世界に触れており、見渡してみると街のさまざまな場所にアートが存在します。
アートは常に普段の生活に溶け込んでいるものなので、難しく考える必要はなく、「自由に楽しむ」それでいいのではないでしょうか。楽しみ方は人それぞれなので、自分が何となく好きだと感じるアートをインスピレーションで取り入れていけばいいだけなのです。
どんなアート作品を飾るのか
様々なアートがありますが、どのような作品を選べば良いか、悩んでしまいがちです。ここでは企業のイメージや目的に合わせて選ぶ方法を紹介します。
有名作家のアート
知名度高いのアーティストの作品など、認められた才能に触れることで感性が刺激され、新たなひらめきが生まれます。
インスピレーションやアイデアが求められる業種に適しているのではないでしょうか。
企業の理念やメッセージをアートにしたもの
企業の理念やメッセ―ジはよく見聞きするものではありますが、アートにすることで堅苦しいイメージをなくし、親近感を持ちやすくなります。
スタッフが目にする場所に提示することで、日ごろから理念やメッセージを意識できるようになり、士気もあがり自社への愛着が増すことが期待できます。
風景
壮大な風景を眺めていると、心身のバランスが整い、リラックス効果があります。
特に緑を取り入れたアートは安心感を与え、考えをクリアにする、心を穏やかにするなど多くの効果がありますので、快適に業務を行えるようになります。
ウォールペイント
オフィスの壁や建物の外壁に直接、絵を描いてもらうアートです。
自社ビルや賃貸業者の許可がないとなかなか難しい上に、退去時に原状回復する必要があるため、退去時のことも考慮する必要がありますが、オリジナルの絵を描いてもらうことで、独自性のある唯一無二の空間を演出できます。
ウォールペイントは業者によって画質や雰囲気が全く変わりますので、様々な業者をリサーチしておきましょう。
誰のアート作品を飾るのか
有名作家のアート
有名作家のアートは、オフィスに飾ることで高い意識をもって業務に取り組むことができます。
また、知名度も高く、日常で目にすることも多いことから会話のきっかけになり、コミュニケーションツールとしても重宝されます。
若手画家やアーティストのアート
これからアートの世界で活躍したいとがんばっている若手作家のアートにも、素敵な作品がたくさんあります。
活動を支援する、企業としてこれから共に成長するといった意味でも、大きな相乗効果をもたらすかもしれません。
障がい者アート
昨今、障がいのある人の芸術活動は、福祉と文化芸術、両方の分野から注目され、芸術性の高いものも多く発信されています。
社会貢献やSDGsといった観点からも、これから注目されるアートです。
オフィスアートを導入する方法
オリジナルを作成
一から完全にオリジナルでアートを作成してもらいます。唯一無二の作品が出来上がるため、満足度が高くメッセージ性が高い作品が仕上がります。
イメージをすり合わせするためには入念な打ち合わせが必要なため、完成まで時間がかかることもあります。
購入
気に入ったアートがある場合は、購入が最適な方法です。
自社で所有することができるため、自社の所有物として扱え、メンテナンスや設置場所の変更など自己判断での対応がしやすいです。
長期的に考えると購入した方が費用面で割安になるほか、消耗品や資産として経費計上できるというメリットがあります。一方で、大きすぎると設置や移動が大変、ずっと同じだとマンネリ化するというデメリットもあります。
サブスクリプション、レンタル
様々なアート作品を取り入れたい場合は、サブスクリプションやレンタルが最適です。
初期費用を抑えて設置することができるため、手軽にアートを楽しむことができます。定期的に違う作品を設置して気分を一新させることもできます。
障がい者アートとは
障がい者アートとは、障がいがある方々が作成したアート作品のことです。
障がい者アートはこれまで、障がいがある方のリハビリや治療を目的として取り組まれてきました。しかし近年、その芸術性に注目が集まりアートに障がいは関係ないとして美術館などで展示され、アーティストとして経済的に自立する方も増えてきています。
障がいのある人の作品は、独創性が高いという評価があります。例えば、一つのことに没頭する「過集中」の傾向があるアーティストは、細かな描き込みや、いきいきとした力強い作風などが持ち味ですが、それらは固定概念にとらわれない豊かな個性として注目されています。
何よりも、人がアートに感動する時、障がいの有無は関係ありません。障がい者アートは、社会に新しい価値観や人と人とのつながりをもたらすことでしょう。
障がい者アートを飾るメリット
スタッフの働きやすさ
何より芸術的なアートを毎日見ることができるので、オフィスが豊かになります。
アートを飾ることでの癒しやリラックス効果はもちろんですが、とある調査では障がい者アートは名画を飾る以上に職場環境に大きな効果が発揮できるという結果がでています。
障がいがある方のアート活動を支援できる
アート作品の売上の一部は、その作家の収入として還元されます。
オフィスに様々なメリットをもたらす一方で、アート活動を通じて障害がある人の社会的・経済的な自立を支援できます。
社会貢献
多様性(ダイバーシティ)
障がい者アート認知の推進により、障がいのある人はもちろん一人ひとりの才能や個性を認め合い尊重することができるよう、組織として取り組むことができます。
言葉や人種、障がいの有無にとらわれず共有できるアートの世界は、多様性への理解を促す上で最も導入しやすいツールなのかもしれません。
SDGs
SDGsは、企業が積極的に取り組んでいくべき課題ですが、企業としてどう取り組んでいいのかわかりづらい問題でもあります。
障がい者が経済的に自立し自分らしく働くことができる障がい者アートは、【誰一人取り残さない】を理念に掲げるSDGsにおいて、「貧困をなくす」「働きがい」「不平等をなくす」「パートナーシップを活性化する」に貢献できるものです。SDGsを可視化するといった意味でも、企業にとって大きな効果をもたらすものではないでしょうか。
企業がSDGsに取り組むメリットについての記事はこちらもご覧ください。
企業が取り組むべきSDGsとは?コールセンターにおける取り組みを紹介!
福岡県障がい者アートレンタル事業
福岡県障がい者アートレンタル事業は、福岡県に在住及び県内で活動している障がいのある人たちのアート作品のレプリカをレンタルする事業です。
様々な場所でアートを楽しめるよう、障がいのある人たちの絵画作品を企業や店舗、公共施設などに有料で貸し出し、その料金の一部(30%)を作家へ還元しています。
https://fukuoka-artrental.org/
福岡県内であればアートレンタル事業部の方が設置・回収に来てくれます。レプリカなので温度・湿度管理などの手間が必要なく、場所を気にせず気軽に展示することが可能です。
ステップワイズ 福岡コンタクトセンターに飾っている障がい者アート
弊社ステップワイズ、福岡コンタクトセンターも福岡県障がい者アートレンタル事業に賛同し、絵画を設置いたしました。
様々な絵画の中から選んだのは、TAKESHI作の『サン・サン』という作品です。
選定は複数のスタッフで行いましたが、『サン・サン』を選ぶスタッフが多数いました。ステップワイズのイメージカラーである「オレンジ」と女性が前向きに歩いている姿が女性中心のコールセンターという、当社のイメージに合っているとの意見が出ました。
業務中でもスタッフの目につきやすいよう、オフィスの一番見えやすい位置に飾っております。業務の合間に目をやるとリフレッシュできる、絵画があることでオフィスが華やかになったと好評です。
障がい者アートを展示することで、スタッフの働きやすさの向上とコミュニケーションの活性化、多様性への理解を促進と障がい者の経済的な自立など、微力ながら社会貢献に取り組んでおります。今後もSDGsへの取り組みを強化し、持続可能な社会の実現ができるよう努めてまいります。
まとめ
オフィスアートには様々な効果がありますが、障がい者アートはより一層、企業にとって多くの影響をもたらすものです。
社会貢献やSDGsといった観点からも、検討してみてはいかがでしょうか。